北海道の地震による停電であって良かったモノ・あれば良かったモノ

北海道では9月6日に最大震度7地震に襲われ、一時北海道のほぼ全ての家で停電が起こりました。

僕が住んでいた地域ではその日の夜には復旧したのですが暗く電気のつかない時間も経験したり、コンビニに行ってもすでにご飯がない状態を経験したりと今後の災害対策を考える上でさまざまな体験をしたのでそんな体験やあったら良いモノ・良かったモノをシェアできたらと思います。

地震が起きた日の朝

まず地震が起きたのは午前3時でしたからまだあたりは真っ暗でした。その時点ですでに停電が起きていたため、もちろんテレビや部屋の電気もつきませんでした。

幸い、僕は普段から懐中電灯は家に備えていたためすぐに手に取ることができました。北海道ではこんなに大きな地震が起こることは滅多にありませんからとりあえず情報が欲しいとは思いましたが、テレビは使い物にならなかったのでiPhoneに入っていたアプリのradikoで情報を入手していました。

しかし個人的には情報が入手できた点では良かったのですが貴重なiPhoneの充電がなくなってしまったため、その点ではすごく困りました。

やはりこのような災害時用に手回しラジオなど人力で発電して使用できるものは必要だと感じました。

また前夜に僕はiPhoneの充電をし忘れて眠ってしまったためこの午前5時の段階でモバイルバッテリーから充電をしました。普段はあまり使用しないのですが直近で充電していたため役に立ちました。やはりモバイルバッテリーも大容量のものを忘れずに充電しておく必要性も感じました。

その後、コンビニに買い物に行きましたがすでにおにぎりやパンといったすぐに食べられるものは売り切れ、さらに長蛇の列もできていました。また都合の悪いことに僕は前夜、飲み会があり、財布の中には200円しかなく「まあ、クレジットカードで買えばいっかあ」と甘い考えをしていたのですがそもそもどこも停電していたのでクレジットカードも使えるわけがなく悲しみにくれて帰宅しました。

僕は運良く、親戚からお祝いでいただいたお金が家に置いてあったのを思い出して、それを握りしめてなんとかなりました。現代のように電子マネー、クレジットカードが発達している社会でも電気が無くなってしまえば意味を持たなくなってしまうので、いくらか現金を家に置いておくことも大切だと思いました。

地震が起きた日の日中

その日の日中は食料を得ること、電気を得ることを考えて行動していました。

食料を得ることに関してはいつもお世話になっている近くの大きな病院のコンビニをダメ元で行ってみたら多く食料は残っていたのでそこで確保できました。

電気も大学で電気を提供してくれているところがあったのでそこを頼りにしてなんとかなりました。

夜ご飯はこの日に入手したものは使わず停電している冷蔵庫の中で傷みかけている食材を調理することにしました。私の家はオール電化だったのでIHなど使えなかったのですが、用意してあったカセットコンロを使って料理ができました。家がオール電化の人はカセットコンロとボンベを備えておくことも大切だと感じました。停電の中で作れる料理にも幅がでるし、お湯を作れる点でもあって損はないと思います。

地震が起きた日の夜

夜はどうやって明かりを灯そうかと考えていたのですが僕は以下の3つの方法がありました

  • 懐中電灯ですごす

  • キャンドルを使う

  • iPadの明かりを使う

地震の時にTwitterで話題になっていた方法が、 懐中電灯の先に水の入ったペットボトルをくっつけて使用する という方法ですが個人的には思っていたよりも明るくならず少し心もとない感じがしました。

キャンドルも同様に照らせる範囲が狭く光量も足りてない気がしました。 (もともとおしゃれな間接照明的な役割だからしょうがないけど)

今回個人的にはiPadの明かりが一番、部屋を明るく照らしてくれて頼りになりました。もちろん充電は使ってしまうのですが、家のWiFiも停電で繋がらないし、そもそも明かりを照らし続けてもそんなに減らないかと考えて使っていました。実際1時間程度使用してもそこまで減っていなかった記憶があります。

僕の家はこの時点で電気が復旧したのでそこまで苦しい思いはしなかったですが停電が解消されていたのが僕の家とその周囲だけだったため、まだ電気が使えない人は友人でもたくさんいました。

地震の翌日以降

次の日は前日に買った食料が少なかったこともあり、その友人たちと買い出しに行きました。しかし住宅街近くのスーパーは閉店していたり、入店までにかなり時間もかかっている様子でした。そこで車を走らせて郊外にあるイオンまで行くと入店制限などもなく食材も肉や魚、冷凍食品といったものはすでにありませんでしたが、野菜などは手に入り、肉も陳列されたタイミングで運良く獲得できたのでこれから食べて暮らしていくには十分な量が手に入りました。

車を持っている人は 郊外の方にある大型スーパーまで足を伸ばしてみる というのも一つの手なのではないかと感じました。

以上が僕の今回の地震の振り返りです。

今回の地震で学んだこと

以下に僕が今回の地震で得た知識をまとめておきたいと思います。

  • 懐中電灯は備えておくべき

  • 手回しラジオがあれば今の情報がわかっていい

  • モバイルバッテリーは停電が続くことも考えれば絶対に必要

  • 数日間生きていけるだけの現金は常に部屋に置いておくべき

  • オール電化の家はカセットコンロ&ボンベもあったら便利かも

  • 車があれば郊外のスーパーまで足を伸ばしてみるのも一つの手

たぶん他にもいろいろ必要なものはたくさんあるとは思いますがとりあえず今回必要性を感じたのはこんな感じです。

今後もいつ地震に巻き込まれるかはわからないので今回の教訓を糧に備えていきたいと思います。